【観光地情報】高千穂峡
観光地データ
観光スポット
真名井の滝
日本の滝100選のひとつで、2017年には夜間のライトアップが評価され同年度の日本夜景遺産(ライトアップ夜景遺産)にも認定された高千穂を代表する観光スポットです。
写真で見たことがあるという方は多いと思いますが、実はアニメ『サザエさん』のOPに起用されたこともあります。
高千穂では一番人気のスポットであり、コロナ以前では国内外問わず年間140万人もの方が訪れていたといわれている場所です。
コロナ禍の真っ只中であった令和2年時点であっても75万人以上の方が訪れていることから安定した人気の高さも伺えます。
真名井の滝が眺められる場所は4ヶ所あります。
- 滝見台
- バリアフリー展望台
- 御橋
- 貸ボート(有料)
この中では滝見台が写真等でよく見る画角で景観を堪能できるスポットとなりますが急な階段を下りる必要があります。
そちらが難しい方向けとしてバリアフリー展望台というのもあり、こちらも滝見台と似た景色を楽しめるのでお勧めです。
また御橋というのは第一駐車場入り口手前にある橋のことですが、こちらは車が頻繁に行き交うためゆっくりと眺めるには安全面も考慮するとあまりお勧めできません。
ただし手っ取り早く滝を眺められるということで混雑することもありますので、こちらへお越しの方は車の通行に注意しつつ楽しんでいただければと思います。
最後に貸ボートですがこちらは後述します。
玉垂れの滝
高千穂峡の付近に絶壁から滴り落ちるように流れる無数の小さな滝があります。
そちらが玉垂れの滝といわれています。
神話では天真名井(アマノマナイ)という神様が水源をこの高千穂の地に賜り、その水が地中を巡ってこの玉垂れの滝から流れ落ちているという伝承があります。
またこの滝の水は、一部浄化して高千穂町の飲み水としても活用されているようです。
一方で地質学的な方面でも特徴があり、柱状節理も含めこの絶壁が大昔に起きた2回にわたる阿蘇山の大噴火により流れてきた溶岩で構成されているらしく、玉垂れの滝は1回目と2回目の溶岩の隙間から流れ出ていて、これは地質学的にみても珍しい現象だと専門家はいいます。
そういった観点も含め、この玉垂れの滝も最近では人気が上昇しつつあるスポットとなっています。
柱状節理・エンタブラチュア
高千穂峡が凄いのは真名井の滝が素晴らしいからというだけではありません。
この柱状節理やエンタブラチュアと呼ばれる地質学的現象も非常に興味深いものとなっており、滝と合わせた景観としても非日常感または異世界感を演出している、まさにこの奇跡のコラボレーションが高い評価を得ているわけです。
また令和5年1月21日に放送されたNHK番組の『ブラタモリ』でもこの柱状節理やエンタブラチュアが取り上げられ大きな話題となりました。
またボートから眺める柱状節理は大迫力で滝と同じく必見スポットとなっています。
貸ボート
非常に人気が高いアトラクションでチケットが時期によっては即完売となることもあり、例えるならディズニーランドの人気アトラクションよりも乗ることが難しいほど混雑しやすいです。
また雨が降ると高い確率で運休になりますので梅雨や台風、ゲリラ豪雨の多い時期にも要注意です。
これらのことからボートに乗ることを重視した場合は、冬〜春あたりが狙い目かと思われます。
最近ではコロナの警戒レベルが緩和され、例年とは違った観光客の流れもみられますのでこまめに予約状況を確認することも大切です。
下記リンクで運行状況の発信やネット予約受付も行っていますので、予定されている方はぜひご活用ください。
高千穂峡貸しボート | 高千穂町観光協会【公式】 宮崎県 高千穂の観光・宿泊・イベント情報
貸ボートでは真名井の滝を間近で見られたり柱状節理を水面から眺められたりと珍しい体験ができ、何よりその絶景を自分で漕ぎながらボート遊覧するという楽しさが人気の理由でもあります。
また遊覧中に他のボートと軽く接触することも結構あります。
監視員が常駐しており、まず転覆や事故に至ることもないのでそこはご安心いただきたいのですが、それよりも知らない方と変な接点ができるという思いもよらないような隠し体験まで完備。
高千穂に来られる際は、あらかじめ天気予報の確認と予約をとったうえでぜひお越しください。
おのころ池・おのころ島
古事記には、その昔イザナギとイザナミという男女の神様がおのころ島を拠点に国生みを行い、日本列島を産み落としていったという記述があります。
実はその場所について、近年では瀬戸内海から大阪湾あたりが有力視されており残念ながら高千穂峡の同地点は候補ではあるものの信憑性は薄いものと考えられています。
槍飛橋
高千穂峡の第二駐車場から真名井の滝への遊歩道を進みはじめてすぐに渡ることになる橋が槍飛橋です(橋の先は2023年現在は通行止)。
この橋の手前あたりからは高千穂三橋と呼ばれる景観も楽しむことができます。
神都高千穂大橋、高千穂大橋、神橋の3つを総称して高千穂三橋といい、それぞれ平成・昭和・大正に設立されたことから3世代の橋を一望できるスポットとしても人気があります。
流しそうめん
実は高千穂町は流しそうめん発祥の地ということをご存知でしたでしょうか?
時は遡って昭和30年の夏、高千穂に駐在していた新聞記者が、野外で湯がいた素麺を竹に入れ高千穂峡の冷水で冷ましながら食していた光景がヒントとなり、昭和39年に地元企業が商業ベースで流しそうめんを開始、以降観光客の目にも留まるようになり広く知れ渡ることとなりました。
現在は「千穂の家 元祖流しそうめん」として、真名井の滝の近くで営業しています。
幸せの黄色いポスト
大阪にある株式会社アド・ダイセンが30周年記念として「きいろいポストプロジェクト」を始めました。
大切な方へ思いや願いを伝えるために進めているプロジェクトとのことですが、その理念があってか縁結びの聖地ともいわれている高千穂にも設置されることとなりました。
もちろん通常のポストと同様に利用できますが、特別な1通はぜひここでご利用いただきたいところです。